マスターオーディション

作:n3DkRLVY / Snow

 いつものように社長に挨拶をし、プロデュースを開始する節を伝える
「いいねぇ・・・ 初めての(トリオ)で戸惑う事も多いだろうががん
 ばってくれたまえ。 してどの娘にするのかね?」
 事前に資料に目を通してあったので既に決まっていた
「如月千早と三浦あずさと菊池真をお願いします」
「ふむ・・・ 千早くんなら向こうの部屋で音楽を聴いていたよ
 今もいるはずだからあってくるといい。
 あと・・・あずさくんと真くんは・・まだ来ていないのだよ
 彼女は近くまで着てると連絡はあったがまだ迷っているのだな
 千早くんに挨拶をしたら迎えに行ってくれたまえ
 真くんは来たらここで待っているように伝えるよ」
「わかりました」
 と返事したのち、さっそく千早のいる部屋と向かう・・・

「この曲・・・」
 と最後はよく聞こえなかったのだが何か言っている・・・
 そしてすぐに
「・・・・誰です?」
 こちらに気づいたのかそこにいた少女が声をかけてきた
「えっと・・・君のプロデースをすることになった ○○だ以降よろしく」
「はい、こちらこそよろしくお願いします」
 と彼女はしっかり答えた
 そして3人のユニットであることを彼女に伝えまだこていないあずささんを迎え
 に行くことにする
 
 しばらく歩いていて・・・
 先にあずささんを見つけたのは千早のほうだった
「あ・・・ プロデューサー あの方ではないですか?」
 長い髪にピンっと一本立った髪の毛
 履歴書の写真と見比べたがまさにそうだった
「そうだな・・・・ 声をかけてくるよ ちょっと待ってて」
 そして・・・
「あの・・三浦あずささんですね?」
「はい〜 そうですけど・・・ どちら様ですか〜?
 どこかが抜けてそうだけど返事が返ってきた
「担当プロデューサーの○○です」
「まぁ〜 ということは私。デビューできるんですねぇ〜
 で・・・ どうしてこちらまで〜?」
「あぁ、社長に近くまで来てるということは聞いたので迎えにきました」
「あ〜 それはわざわざありがとうございました〜 では行きましょうか〜」
「そうですね では戻りましょう」 


 事務所にもどった後、社長のところへ行くと真も待っていた
「おはようございます! プロデューサー 菊池真です」
「あぁ こちらこそよろしく」
「では・・・
 3人そろったし、初めてだしミーティングを始めたいと思うので会議室へ行こうか」

「では・・・ さっそくはじめたいと思う」
 ユニット名は[Fly↑High] デビュー曲は・・・「エージェント夜を往く」でいってみたいと思う
 安直かもしれないけど、より高いランクにいけるように考えて見た なによりこの3人ならそれが
 きると思う オレも全力を尽くすのでがんばってみてほしい」
 一通りの説明を終えたあと
「あずささんは大学生で・・・真と千早は高校生かな?」
「はい!そうです」と元気よく真が
「はい この春1年になったばかりです」と落ち着いた感じで千早が
「はい〜 短大出たばっかりです〜」と一歩?遅れてあずささんが答えた
一通りの自己紹介も終わったところで
レッスンに向かうことにする
ボーカルにアドバンテージのあるあずささんと千早はダンスと表現を中心に
ダンスにアドバンテージのある真はボーカルと歌詞を中心にレッスンを進めていく
そして3週間が過ぎいよいよデビューへ
この間、テレビ局・作曲家への挨拶などたくさんあって彼女たちにはずいぶん無理をしてもらったか
もしれないが・・・今日のオーディション勝てば自信がつくはずだ
選んだオーディションは[ルーキーズ]
いきなり特別オーディションは厳しいかと思ったが調子もよいし彼女たちならやってくれるはずだと
期待をこめてオーディションに望む
オレは開始前に3人を集めルールを説明する
中間審査なし・27回のアピールで合格できるのは一組のみ
そして、1週間考え抜いたアピールの方法を3人に説明していった・・・
オーディション開始・・・
最初に審査員との面通し・・・活動集の一番短い[Fly↑High]の千早が代表して一言言うことになった
「私をしっかり見てください! きっと合格してみせます!」
彼女ははっきりそう言った それを聞くなり審査員の表情がぱっと明るくなり
「お・・ いいねぇ 気にいちゃったよ オレ」と好印象
「ありがとうございます」と千早
「審査会場に移動しますので〜」 とのアナウンスでいっせいに会場に移動する
移動中
「絶対勝てる だから全力でがんばれ」と3人に告げる
「はい プロデューサーの期待に添えられるようがんばります」と明るく答えてくれた
たぶんいけるだろ・・・・ いや絶対大丈夫・・・と自分に言い聞かせ自分の席へと移動する

期待と不安の入り混じる中オーディション開始
オレはさっき伝えたとおりの指示を3人に出していく若干の間違いはあったものの概ねOKな範囲
そして
審査の結果は・・・ぎりぎりではあったものの無事合格
結果はプロデューサーにのみつたえられるので3人はまだ知らない
このあとのTV出演の打ち合わせもあるので3人の待つ控え室へ向かう
コンコン・・・
控え室のドアのノックし中に入なり千早が・・・
「プロデューサー 結果はどうだったんですか? 私たちは・・・」
と普段冷静な千早がものすごい剣幕で聞いてきた
「まぁ落ち着け 合格だよ おめでとう お疲れ様 まぁ・・・ぎりぎりだったんだがね」
3人の表情が緊張の面持ちから笑顔にかわった
「ありがとうございます プロデューサーこそお疲れ様でした 適切な指示でした」
のこりの2人が言葉を続ける
「まぁ〜 合格できたんですね〜」とあずささん
[やりぃ〜 合格ですね]と真

TV出演も無事終了し彼女たちを車で送った後事務所へ戻る・・・
戻るなり社長が
「TV見ていたよ 合格おめでとう!」と伝えられる 
正直ひやひやしたが何とかなってよかった 
「ありがとうございます ところでこちらの方は?」
社長の隣に見慣れない方がいるので聞いてみる
「今日のオーディション、合格おめでとうございます 私、フリーのライターをしております善永と申します
[Fly↑High]さんには光るものを感じましたのでしばらくの間記事を書かせていただこうと思いましてこちら
まで来させていただきました」
「あぁ・・・ そうでしたか それはよろしくお願いします」
「それでは私は失礼いたします」
「はい 今後ともよろしくお願いします では」
と・・・挨拶を済ませたあと
「今日はご苦労だったね 疲れているだろしそろそろ帰りたまえ
「あー そうそう 君の同期の△△くんと□□くんもユニットを組んだそうだ
 どこかであたるかもしれない あったときはがんばりたまえ」
「わかりました では失礼します」 


ルーキーズ勝利の1週間後から、前回同様のレッスンを重ね彼女らの順調に実力をつけていく
イメージアップの記事も手伝ってかみるみるうちにイメージもよくなっていった
カラフルメモリーズ・Top x Top・歌姫楽園・HITTV・LongTime・LoveLoveLive・IdolVision
と危ない場面も何度かあったが何とか勝利し、ランクAを賭けマスターオーディションに挑戦することとなる
この間にも2ndシングル9:02pmのリリース・武道館ライブ・アルバム発表といろいろあったが
ここが目標じゃない・通過点であると彼女らも言っていた
トップに立つためには避けては通れないマスターオーディション
3rdシングルの蒼い鳥をリリースし1ヶ月間のレッスンを経て
第一関門のダンスマスターオーディションへ望む
全体的なレベルも高く・・・不利な展開でもあったが響いて痛恨の2位
1位だったのは同期の△△Pの雪歩・律子・春香の「execute」 
3位も同じく同期、□□Pの亜実・伊織・やよいの[mebius] 
上位はすべて765プロの独占であったが
上位は1点差(11-10-9)により大接線で惜しくくも敗北・・
ダンスマスターの敗北から
まだ危ない・・・ と感じ取ったのか今まで以上にレッスンに・仕事にと励んでいくことになった
そこから3週・・
次のビジュアルマスターオーディション
ここでは前の2組とともにレッドショルダー・キュアブラックと、
いつも以上にハイレベルなオーディションとなったが・・・、ここは3ユニットの一騎打ち
第1審査終了の時点で 3(vi)-1(Vo)-2(da)で3位
mebius(1-2-3)が1位、execute(2-3-1)が2位,ボーカルアピールで勝ったもののこのままでは・・・
第2審査も終わり 3-1-1とうまい具合にアピールでき暫定2位に立ち1つ順位を上げることができた
そして第3審査が終了合格発表へ
第3審査は全部2位、うまく変わっていいてくれればいいが・・・・
運命の結果発表・・・勝ったのは・・・
Mebius・・・・ Fly↑Highはまたしても2位 3位はexecute 前回と同じように一点差での敗北
3人ともが次こそは・・・ と勝利を誓う そしてオレもそれの努力に答えなくてはならない
この1ヶ月後のヴォーカルマスターを迎えることになるのだが
ヴィジュアルマスターの翌週、リフレッシュもかねてOFFにしてみた
千早は一人でレッスンを・あずさと真はいっしょに出かけていたようだった
1週間のオフのあとオーディションに向けての3人そろってボーカルレッスンに励む
次こそは必ず という思いで・・・
3週間がたち、いよいよ運命の週を迎える

あの2組は必ず出てくる・・・
しかし今度こそ絶対負けない・・・

オーディション会場
もはやおなじみになったこの3組の一騎打ち
ダンスマスターを勝った execute
ビジュアルマスターを勝った mebius
いまだマスターオーディション無冠でボーカルマスターにすべてをかけるFly↑High

オーディション前に3人を集めて打ち合わせをする
「今回、3人で思うようにやってくれ オレの手の内はアイツらには筒抜けなんだ
アドバイスはしてやれるが直接指示はしない 思うようにやってくれ
そして何より・・・3人を信じてるから」

 3人の表情が一瞬凍りついたようにみえた
が不思議と納得してくれたようだった

オーディション開始
もう負けられない・・・ 3人ともが全力でアピールを重ねていく
第1・2審査ともに暫定1位 あとは最後でどれだけ踏ん張れるか・・・
そして審査終了 結果発表を待つだけ
少し時間ができたので3人の待つ控え室へと向かう
「どうだったかな? あずささん 千早 真」
「やれるだけのことはやりました」と千早
「完璧だったはずです」と真
「う〜ん どうなんでしょうかぁ〜」と自信なさげなあずささん
しばし雑談のあと結果を聞くために会場へと戻る

3位 execute 2位 mebius

恐る恐る1位をみてみると・・・
1位 Fly↑High
何度も確認するが間違いない・・・ 勝ったのだ

控え室にいる3人に伝えるため急いで戻る
顔に出てしまっていたのか・・・
あったとたんに分かってしまったようだ・・・

「合格したんですね?」と真が聞いてくる
「あぁ うかったよ おめでとう よくがんばった」
それを聞いた2人も
「ありがとうございます プロデューサーのおかげです」と千早
「まぁ〜 それはよかったです〜」とあずささん
オレの苦労を労ってくれたが
「3人に実力があったからこそここまでこれた これからもよろしく頼むよ」
「はい!」と3人

後に、Fly↑High・Mebius・execute のいずれも残りの2つを手中に収め
当分の間、3つのユニットが人気を分け合っていくことになった

fin 












Final Live

Fly↑High,Mebius,executeともにランクSまで登り詰め
国民的ユニットにまで成長した3組

しかしアイドルの人気は水物
悲しい話だがいずれは衰退し消えるときが来る

そうなる前に○○、□□Pとも相談しに
3ユニット別々になるが同日にラストコンサートを
しようとの企画が持ち上がり、社長もこれに同意した
そうなれば
あとはスケジュール合わせになる
さらには歌う曲目、演奏順序etc....

日は過ぎてライブ当日
各ユニットが最終調整とリハーサルに入る
あの仕組みはうまくいくのか・・・その不安だけが過ぎる
いや・・ きっと成功する
と自分に言い聞かせているうちに開演時間が迫ってきた

3会場ともに順調に進んでいく
そして最後の曲・・・・

会場の大型モニタには他の2つの会場が映し出された
会場がし〜んと静まり返った

私たちexecuteは
私たちmebiusは
そして最後に
私たちFly↑Highは

千早) 今までライバル同士でしたが
春香) 最後はみんなでこの曲を歌ってお別れしたいと思います
やよい)聞いてください!

(3ユニット全員で) Idol Master!

会場が大地を劈くばかりの大歓声に包まれ
前奏が始まっていく

ch&ha もう伏目がちな 
ha&am 昨日なんていらない
 am&io 今日これから始まる 
io&az 私の伝説
 az&ma きっと男が見れば 
ma&ri 他愛のない過ち

 ri&ya 繰り返して でも
 ya&yu 自惚れとかしたたかさも必要
 yu&ch そう 恥じらいなんて時には邪魔なだけ
 exec 清く正しく生きる それだけでは退屈

 mebiu 一歩を大きく
 Fly-h 進もう毎日 夢に向かって 漠然とじゃない意図的に
 Fly-h 泣きたい時には 涙流してストレス溜めない

 all ほんの些細な言葉に 傷ついた
  だけど甘いもの食べて 幸せよ
  気まぐれに付き合うのも 大変ね
  悪いとは思うけど やめられない

  新しい物大好き 詳しいの
  機嫌とるには何より プレゼント
  男では耐えられない 痛みでも
  女なら耐えられます 強いから

最後になりましたが・・・
いままで応援ありがとうございました
皆さんからいただいた暖かい声援・・・ずっと忘れることないと思います

今まで・・・・本当に・・・ありがとうございました

3ユニットを代表して、千早が最後を締めくくった

fin 



上へ

inserted by FC2 system