765プロダクションカラオケ大会

作:ファル

ある日の事務所、時はお昼過ぎ。
そこに入ってくる一人の人物
秋月律子である

律子 「あーあ、スケジュールの確認しないと」

と、そこへ…

がちゃ

あずさ 「あら、律子ちゃん、こんにちは」

律子 「こんにちは」

しかし律子はさっきから応接室の
方から聞こえている声が気になっていた

律子 「誰かいるの?」

律子が応接室の扉をあけると…

亜美、真美 「律っちゃん、こんにちはー」

律子 「こんにちは、こんな所で何してるの?」

律子が亜美たちの手を覗き込むと
その手にはオーディオプレイヤーがあった

律子 「これどこにあったの?」

亜美 「そこの棚から」

律子 「棚…ってまさか…」

真美 「そこの正面の棚だよ、ん?どうしたの、律っちゃん」

律子のかおが赤くなっている

律子 「それ…私の…」

律子がそう言って真美が背面を確認すると
確かに「秋月」と書かれていた

亜美 「結構ヤバめ?」

律子は怒り心頭だった

真美 「やばっ、逃げろー!」

亜美真美は入り口のほうへ逃げていった
が、しかしそこにひとつの人影があらわれた 


??? 「すいま…いでっ!」

亜美真美とはちあわせになり
尻餅をついてしまった
そこへ律子が来た

律子 「はぁ、はぁ、あれ?どちら様ですか?」

そこには亜美真美より10センチほど高い人物が立っていた

照久 「自分は照久(あきひさ)という者ですが、ここの社長さんはいますでしょうか」

律子 「照久くん?あなた、いったい何歳?」

照久 「13ですけど、それが何か?」

あたりが水を打ったように静かになる

律子 「まぁいいわ、社長室ならこっちです」

照久 「ありがとうございます、では」

こうして照久は社長室のほうに行ってしまった
律子たちが考え込んでいるとそこにPがやってきた

P 「どうしたんだ?三人で」

律子 「ああ、プロデューサー、聞きたい事があるんだけど」

P 「なんだい?」

律子 「さっきここを照久って人が通っていったんだけど心当たりある?」

P 「なんだ、知らなかったのか?」

3人 「?」

P 「今日の夜、これをやることに決まってな」

Pが取り出したのはチラシ、その内容は…

本日午後7時より最寄のカラオケボックスで
765プロカラオケ大会を開催します
アイドル候補生の皆さんは全員
参加してください
社長が呼んだゲストも来ます     小鳥

律子 「いつ決まったんですか?これ」

P 「今日の朝だけど、予定あいてるよな?」

律子 「まぁ、無理じゃないけど…」

P 「じゃヨロシク」

律子 「あ!ちょっと」

Pは行ってしまった

亜美 「りっちゃん、もしかして知らなかった?」

律子 「じゃ亜美たちは知ってたの」

真美 「うん」

律子 「知らなかったの私だけってまあいいか」

一方こちらは社長室

社長 「よく来てくれた、今回の件ほんとにすまないね」

照久 「765プロの社内活性化のためですから…それはそうと
本当に約束は守っていただけるのでしょうか?」

社長 「安心してくれ、その点は手配してある」

照久 「良かった、ではまた後ほど」

社長 「うむ」

照久が社長と交わした約束とはいったい?
そして夜 

午後7時14分
カラオケボックス
「からおーけ」

P 「皆集まったみたいだな」

そこには765プロの面々が勢ぞろいしていた

P 「では社長、お願いします」

社長 「では、これから君たち9人にはこの人とカラオケで勝負してもらう
入ってくれ」

ドアが開かれ照久が入ってきた

照久 「照久です、よろしくお願いします」

社長 「うむ、それではルールを書いた紙を配る、よーく読んでくれたまえ」

全員に紙が配られる、紙にはこう書いてあった

カラオケのルール

@ アイドル候補生10人と照久君で対決する
A 勝負方法は9曲歌い、高得点の曲が多いほうを勝ちとする(たとえばA君が3曲ずつ歌いAくんがが95、74、85点で
B君が97、67、71点だった場合A君の勝利となる)
選曲に関して
@ アイドルは9人一組なので1人一曲(持ち歌)
A 照久君は一人なので9曲選ぶ(好きな曲)

※アイドル側が敗れた場合は照久君の指名した子が照久君の言うことを聞く

皆紙を読んでいたがやがて…

10人 「ええーーーーーっ!」

千早 「聞いてませんよ!こんな事」

伊織 「そうよ!もし変な事されたら…」

P 「その辺は自重してもらうよ」

雪歩 「な、なら良いんですけど…」

P 「第一、これが嫌なら君たちが勝てばいいだろ」

あずさ 「それもそうですねー」

社長 「では、始めるか」

全員 「はい!」 


こうしてカラオケ大会がスタートした
先行はアイドルチーム、順番は以下のとおり
@ 双海亜美、真美
A 高槻やよい
B 水瀬伊織
C 菊池真
D 秋月律子
E 萩原雪歩
F 天海春香
G 三浦あずさ
H 如月千早
後攻の照久の楽曲は以下のとおり
@ 風船ガム キャプテンストライダム
A 天体観測 BUMP OF CHICKEN
B 車輪の唄 BUMP OF CHICKEN
C ダンデライオン BUMP OF CHICKEN
D カルマ BUMP OF CHICKEN
E ラフ・メイカー BUMP OF CHICKEN
F ONLY★YOU〜君を守りたい〜 P・K・O
G We are THE ONE! P・K・O
H 白雲の城 氷川きよし
バトル開始

一回戦VS亜美真美
初戦、亜美真美のポジティブは2人で交代しながら
バランスがとれていた、85点
照久のほうは声階が高いこともあって余裕だった 87点
照久の勝ち 


二回戦VSやよい
やよいもビジュアルで来た、
しかし亜美真美の時よりもビジュアルが高くなかなかの高得点 93点
照久はここからBUMP OF CHICKENのオンパレード
ボーカルを意識して歌ったため高得点 95点
照久の勝ち

三回戦VS伊織
伊織のHere we goは
前者の2人とは比べ物にならないほどビジュアルが強かった 95点
照久はBUMP二曲目、しかし先ほどのようには行かず苦戦
伊織のビジュアルに完敗した  89点
アイドルチーム初白星

四回戦VS真
真はアップテンポのエージェント夜を往くで勝負
曲調と歌声が絡み合いなかなかの高得点    91点
照久はBUMP三曲目、しかし曲が短すぎたため
実力を発揮できず撃沈  84点
アイドルチームの勝ち

五回戦VS律子
律子は魔法をかけてで勝負
まっとうなボーカルだっただけになかなかの高得点 93点
照久はBUMP四曲目
今回は大丈夫と踏んでいたが一歩及ばず三連敗 91点 


六回戦VS雪歩
雪歩はFirst Stageで勝負してきたが
緊張のあまり声が震え実力発揮できず 72点
照久はBUMP五曲目(BUMPラスト)
ボーカルのアップダウンを見事に歌いきった 93点
照久の勝ち(この後雪歩が泣きながらアイドルたちにお詫びした)

七回戦VS春香
春香は太陽のジェラシーで勝負
本人はボーカルよりもビジュアルを意識したようだが 91点
照久はP・K・OのONLY★YOU〜君を守りたい〜で勝負
特有の声でサビを歌いきった(大サビか高い) 93点
照久の勝ち

八回戦VSあずさ
ここで負けると優勝されてしまうアイドルチーム
あずさは9:02pmでボーカルとビジュアルの
ダブルポイントを抑えた歌い方で両方の評価を上げた 97点
照久もさすがにダブルポイントには勝てずに撃沈
ちなみに曲はP・K・OのWe are THE ONE!

最終戦VS千早
765プロで最もボーカル値が高くその響くような歌声をしている千早は
蒼い鳥を選曲、持ち前の声を生かす作戦で史上最高の高得点を叩き出した 99点
照久もここで負けるわけには行かないので最も得意な演歌で勝負
(氷川きよしの白雲の城)そしてこの曲で奇跡は起こった  100点
何と千早の99点を上回ったのである
この得点が出た瞬間、千早はショックで泣き崩れてしまった…そして 


P 「そこまで!勝者…照久!」
このカラオケ勝負は5−4で照久の勝ちになった。そして紙に書いてあることを
実行する時が来た

社長 「約束は約束だ、照久君、一人選びたまえ」

照久 「では、あずささんにご同行願いましょう」

照久が選んだのはあずささんだった
そしてあずさは照久と共に別室へ消えた

同日・某時刻
「からおーけ」特別個室 

あずさ 「こんなところまで来て、いったい何をするんですか?」

照久 「実は…あずささんにやってもらいたいことが在るのですが」

あずさ 「あら?出来る範囲でならいいわよ」

照久 「じゃあ…膝枕してもらえますか」

あずさ 「え?」

照久 「だから膝枕ですよ膝枕、僕、一度あずささんにして欲しいと
思ってたんですよ、あなたみたいな大人の女性に」

あずさ 「だからわざわざ私を選んでくれたのね、うふふ、いいわよ〜」

照久 「本当ですか!」 


あずさ 「さあ、いらっしゃい」

照久 「じゃあ…お言葉に甘えまして」 

照久はあずさの膝に頭を乗せ、いわゆる「膝枕」の体勢になった

照久 (おお!予想以上に気持ちいい)

照久は目をつぶった、上からはあずさの優しいまなざし
下からはあずさの膝のぬくもりが照久を包んだ

あずさ (気持ち良さそうで良かった)

あずさは話しかけようとしたが照久があまりにも気持ち良さそうなので
自粛した

同日・某時刻
「からおーけ」特別個室 

あれからどれだけ経っただろう
あずさはいつしか眠り込んでしまったらしい

あずさ 「いけない!寝てしまったわ!すぐ戻らないと」

あずさは寝ている照久を起こして
急いで戻った

あずさ 「ごめんなさい!長く居過ぎたわ、つい寝ちゃって…」

律子 「出てってから30分経ってやっと戻ってきたか」

春香 「そうですよ、これから慰労会やろうと思ってたのに」

千早 「あずささんも照久君も行きますよ」

あずさ 「はーい」

この後の慰労会(二次会)は盛り上がりのうちに終わった
そして数日後…
10月14日
765事務所入り口前

P 「帰るのかい?」

照久 「ええ、元々カラオケやるために来たようなもんですから」

P 「じゃ道中お気をつけて」

照久 「はい」
こうして、また平穏な日常生活に戻る765事務所であった 



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