ダイヤモンド

作:ファル

12月19日 午後7時
繁華街

ここは東京のとある繁華街
さすがにクリスマスも間近とあって、町はクリスマス一色にクリーンアップされている
そんな中、ひとつの店に1人の男がいた

P 「えーと、雪歩が気に入りそうなものは…」

この男は萩原雪歩という一人のアイドル候補生をプロデュースしていた
そして去る12月24日は雪歩の誕生日なのだ
Pはその買い物をしていた

P 「よし、これでいいかな」

Pは、いったい何を買ったのだろうか

12月20日 午前8時
765プロ

雪歩 「おはようございますぅ…」

P 「どうした、元気ないな、何かあったのか?」

雪歩 「い…いえ…なんでも…ない…です」

P 「そうか…」

雪歩 (どうせ…私なんて…誰にも…) 


12月22日 午後8時
繁華街

クリスマスも間近に迫ってきたこの日
繁華街はますますクリスマスに染まってきた
そんな繁華街の片隅に雪歩の姿があった

雪歩 「どうせ…私なんて…いいんだ…みんなこの時期はクリスマスだがら…私の誕生日なんて…どうでもいいんだぁ…」

そう、雪歩はクリスマスと(正確にはイブ)自分の誕生日が被っている事から自分の誕生日はどうでもいいと思っていたのだ

12月23日 午後9時18分
繁華街

今日も雪歩は昨日と同じところにいた
イブの前日とあって町はにぎわっていた

雪歩 「明日…か、私なんて…どうせ…まぁいいや」

その時

藤原 「何回転んだっていいさ擦り剥いた傷をちゃんと見るんだ
真紅の血が輝いて「君は生きてる」と教えてる
固いアスファルトの上に雫になって落ちて
今までどこをどうやって歩いてきたのかを教えてる」

どこからともなく流れてくる音楽、雪歩はその音のするほうへ向かっていった…

雪歩 「確かこのあたりだったと思うけど…」

そこではなんと11月26日に涙のふるさとを発売したBUMP OF CHICKEN
が路上ライブをしていた、当然ながらそこには人だかりができていた
雪歩はその曲を聴いていた

藤原 「ひとつだけひとつだけその腕でギュっと抱えて離すな
血が叫び教えてる君は生きてるという言葉だけは」

歌はサビに入った
この歌詞で雪歩は目覚めた

雪歩 「私は…生きている」

さらに歌が進むとこんな歌詞も出てきた

藤原 「ひとつずつひとつずつ何かを落っことしてここまで来た
ひとつずつ拾うタメ道を引き返すのは間違いじゃない」

雪歩 「私が落としてきたもの…はっ!」

雪歩は駆け出していた
自分のことを思ってくれている人物
その人物の思いを雪歩は拾おうと決意した 


雪歩 「プロデューサー…プロデューサーぁ…」

一方Pは…

P 「雪歩…どこに居るんだ?」

ドンッ

P 「あっすみま…」
それは雪歩だった

雪歩 「プロデューサー!」

Pに抱きつく雪歩、その目には涙があふれていた

P 「雪歩」

雪歩 「はい」

P 「Merry Christmas&Happy Birthday」

Pはそう言って雪歩に紙袋を差し出した

雪歩 「ありがとう…ございます」

雪歩の目は輝いていた 



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