文化祭

作:ファル

11月9日 午前5時
765プロ

千早 「おはようございます、プロデューサー」

あずさ 「おはようございま〜す、プロデューサー」

P 「おはよう、2人とも、今日の予定なんだが…」

この2人は如月千早と三浦あずさ、共に765プロのアイドルである
Pが今日の予定表を差し出して二人に見せた、すると…

千早 「えっ、いやですよこんなの!」

あずさ 「どうしたの?千早ちゃん」

あずさが紙を覗くと次のように書かれていた

予定
某所 中学校の文化祭参加(ステージ発表)

あずさ 「いいじゃない、嫌なの?」

千早 「嫌も何も私たちプロですよ、こんなところへ行っている暇があるんですか?」

P 「あるんだよ」

P 「おとといの時点で予定探したら、今日だけ予定がなくてね」

P 「一応ここは俺の母校だし、ちょうど文化祭の時期だから、連絡を入れておいたんだよ」

千早 「じゃあ、キャンセルは出来ないですね」

あずさ 「じゃあ、早速行きましょうか」 


同日 午前11時34分
某所 中学校

その後3人は新幹線で名古屋まで行き、そこから
車で中学校まで来たのだった…

P 「着いたぞ、ここだ」

あずさ 「ずいぶんとまぁ、落ち着いたところですね〜」

千早 (何で私がこんな錆びれた所に…)

P 「千早、何か言ったか?」

千早 「何でもありません、さあ行きましょう」

こうして3人は学校へ入った
Pによるとステージ発表は13時からで
2番目と言っていた…そして

同日 13時11分
中学校 体育館

時間を重ねつつ千早たちの番になった
アナウンスが入る

アナウンス 「次はアイドルの2人による歌の出し物です」

千早 (出し物って…)

千早は心境穏やかではないようだ
しかしそんな千早をよそに幕が上がり、二人は舞台に立った

千早 「こんにちは、皆さん、如月千早です」

あずさ 「こんにちは〜、三浦あずさです〜」

さすがはアイドル、ステージに上がれば
底抜けに明るくなる
前置きを少し述べた後、本筋の話しに入る

千早 「それでは、聴いてください、蒼い鳥」

千早が歌ったのは蒼い鳥だった
観客は表情一つ変えずに聴いていたが
端で号泣している人物がいた

あずさ 「続いて聴いてください、9:02pm」

あずさが歌ったのは9:02pmだった
歌に酔いしれている客も数人いた

2人 「ありがとうございました」

拍手に包まれステージは終わった
しかし2人には客の中に一人会いたいと願う人物がいた 


千早 「この辺だと思うけど」

あずさ 「見つかった〜」

2人が探していると観客席のほうから声かがかかった

???「千早さんと、あずささんですね」

千早 「あなたは?」

照久 「失礼しました、僕は照久(あきひさ)と言います」

あずさ 「どうして、私たちのことを知っているのでしょうか〜」

照久 「僕、あなた方のファンで、ここに来てもらえるように頼んだのも
僕なんですよ」

照久 「迷惑でしたよね…こんな所までわざわざ…」

あずさ 「迷惑なんかじゃないわよね、千早ちゃん」

照久 「えっ…」

千早 「はい、こうして喜んでいてくれる人がいるなら
私たちはどこまでも行きます」

照久 「ありがとうございます」

照久 「そうだ!お詫びと言っては何ですが、この後一緒に見ませんか?」

あずさ 「いいの〜」

照久 「はい、そちらがよければ」

あずさ 「じゃ、お言葉に甘えて…」

照久 「ありがとうございます!」

こうして2人は文化祭を見ることにした
照久は2人を、観客席へ連れて行った

照久 「ちょっとどいて、人が座るから」

達也 「おい、遅かったじゃねぇか、」

あずさ (照久君、誰?この子)

照久 (彼は達也「たつや」うちと同じ2年です)

達也 「あれ?誰この人たち」

照久 「紹介しよう、千早さんと、あずささんだ」

達也 「ああ、ステージ発表やった?」

千早 「如月千早です」

あずさ 「三浦あずさです、よろし…」

達也 「うるせぇ!このババァ!」

達也は禁句を口走ってしまった… 


あずさ 「ねえ〜君〜、ババァって、だ、れ、の、こ、とぉ〜」

顔は笑っていたが、内心確実に怒こっているであろう

達也 「そこの肉○んがデカイババァに決まってるだろうが」

あずさは達也の腕をつかむと外へ出てしまった

千早 (あずささんの事をババァと言ってしまった、
「おばちゃん」て言った私さえあれだけされたのに…南無)

照久 (どうやら達也はあずささんの逆鱗に触れてしまったようだ…アーメン)

数分してあずさが戻ってきたが達也はいなかった(達也がどうなったかはご想像にお任せします)
そして…

同日 15時2分
中学校 体育館

照久 「ここからは後夜祭です、残念ですがここまでです」

あずさ 「じゃあね〜」

千早 「失礼します」

二人は中学校を去った
そして… 


同日 某時刻
帰りの電車内

千早 「あずささん、ファンってあんなところにも居たんですね」

あずさ 「今回みたいな形でもファンは喜んでくれることを忘れないようにね」

千早 「はい」

二人はそんなことを言っていた 



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