スノースマイル

作:ファル

2006年 12月14日
午後6時 765プロ事務所

P 「また負けたか…」

あずさ 「これで5連敗ですね、このオーディションは…」

やよい 「やっぱりまだ実力がないんじゃ…」

Pはうなだれていた、そう、オーディションに勝てないのである
この三浦あずさと高槻やよいの2人組のユニットを組んで今ランクBに
いるこのユニットにとっては苦悩が続いていた
ただまったく勝てないと言うわけではない、この「SUPER IDOL」だけは
どうしても受かることが出来ずに5連敗していたのだった…

あずさ 「プロデューサーさん、お願いがあります」

P 「何ですか」

あずさ 「これからは私たちをもっと厳しくレッスンしてください」

やよい 「私からもお願いします」

P 「分かった、その代わり、それだけの覚悟は出来てるな?」

2人 「はい」

P 「よし、分かった」 


それから毎日、2人は一生懸命に練習を重ねた
Pのおかげもあって、2週間であっという間に2人は伸びていった
そして実力を試すために出た特別オデ「LONGTIME」を30点で
余裕で合格し「SUPER IDOL」に挑んだ
この日は真冬日でかなり寒く朝から雪が降っていた
アピールでは2週間のレッスンの成果を全て出し切ってアピールした
(イメージレベル15)思いでも3つ使って勝ちに行った
そして運命の合格発表…エントリーナンバーは3番である

審査員 「合格したのは…3番の方です、おめでとうございます」

見事合格した、飛躍的な努力が実を結んだ結果だった

P 「よし、勝った!」

あずさ 「やりましたね…」

やよい 「まだ…信じられません」

3人はこの時ランクAになった…その日の夜

某日 某時刻
公園 


あずさとやよいは公園に来ていた
年の瀬も近いこの時期、空は曇っている、だが昼間降っていた雪は止んでいた

あずさ 「やよいちゃん、寒くない?」

やよい 「少し…寒いです」

あずさ 「じゃ、手つないであげるね」

あずさはやよいの手を握った

やよい 「暖かいですね、あずささんの手」

その時…白く輝くものが空から落ちてきた…雪である

あずさ 「どうりで寒いわけね…」

あずさ 「やよいちゃんは、このオーディション受かると思った?」

やよい 「はい、信じれば必ず受かると…」

あずさ 「私は…半ば諦めていたの…だけどやよいちゃんの笑顔に
助けられたのよ」

やよい 「あずささん…」

あずさ 「こういったものはね、何か叶う前は笑顔が教えてくれる…
私はそれを信じてたのよ」

あずさ 「やよいちゃん、あなたに出会えて本当によかった」

そういってあずさは握っていたやよいの手を自分の右ポケットに入れた

あずさ 「そして…冬が寒くて…本当に…良かった…」

そこには相変わらず雪が降っていた…
そしてあずさとやよいが立っている場所は…雪の絨毯によって囲まれていた… 



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