Pの趣味

作:名無し

とある日、律子とプロデューサーは秋葉原駅の総武線のホームにいた。
実は午前中、秋葉原でサイン会を行っていて、それは仕事の帰りのプロデューサーの一言から始まった
P『なぁ律子、すまないけど…駅で電車を撮影したいんだけど…いいかな?』
律子『…』
P『ダメか…』
律子『あとでパフェでもおごってくださいね』
そして…1時間ほどが過ぎ

律子『そろそろ事務所に戻りませんか?』
P『律子、あと5分だけ待ってくれ』
律子『仕方ないですね、あと5分だけですよ』
P『すまないな、迷惑かけちまって』
律子『本当ですよ…まったく、まあ…仕事が入ってなかったからいいですけど』
P『あっ来た!俺の大好きな103系(電車の形式)ちゃんが〜、う〜ん…やはりカナリアはいいなぁ〜』
律子『私には何処がいいのかさっぱり分かりません…』
P『この色が見れるのは今年で最後か…(涙』
律子『プロデューサーもしかして泣いてます?』
P『べっ別に泣いてなんかないよ…』
律子『あははっ』
P『わっ笑うなよ、よし、このまま中野駅に行くぞ』
律子『えっまだ行くんですか?』
P『あとで食事でもおごるから、いいだろ?』
律子『分かりました、約束ですよ?』

駅員『まもなく中野行きの各駅停車がまいります、危ないですから黄色い線までお下がりください』

ガタンゴトン…ガタンゴトン…
車内にて…
P『桜がキレイだな…』
律子『そうですね〜…あっ!どうです?PV撮影の時に桜をバックに撮影とか?』
P『おっそれはいいなぁ〜、よし、今日は桜をバックに律子を撮影するかな』
律子『展開が速いですね〜』
P『とりあえず、中野駅に着くから降りよう』
車内では俺と律子を不思議な目線で見られていた…まさか、アイドルが乗っているとは思わなかっただろうに…

ガタンゴトン…ガタンゴトン…

プシュー…(ドア開閉音)

P『さあ…着いたぞ、さっそく撮影だ…と言っても他の人に迷惑がかからないようにしなくちゃな』
律子『そうですね』
P『そのショット頂き…』
その後、場所を変えて撮影し事務所に帰ってきたのは4時になっていた…
P&律子『ただいま帰りました、あっ社長』
社長『仕事ご苦労様だったね、しかし…仕事は午前中に終わるはずではなかったのかね?』
その後、社長に今までの事を話した
社長『なるほどな…今回は緊急に仕事が入っていなかったら良かったが、次からはちゃんと事務所に連絡をするんだぞ』
P『はい…今後、気をつけます』
社長『それでだな、撮った写真を見せてくれんかね?』
P『はい、いいですけど』
社長『中央線にも乗ったのかね?今でもこの電車が走っているのか…うれしい限りだ』
律子『話の邪魔をして悪いですが、私は帰りますね』
P『そうか、わかった、明日もよろしくな』
社長『帰り道は気をつけたまえよ、実は私の部屋に電車の写真があるんだが見るかね?』
P『はい、ぜひ』

その後、社長と電車の話で盛り上がっていた。

END 



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