記憶で一応プロデューサー争奪戦1,2 あと番外編のもしも超能力が使えたらの続き

作:ブリリアントダーク

今日はドームで春香・千早・雪歩・美希のコンサートがある。
もうすぐ始まるから楽屋で準備しているんだけど・・・
ふむ・・いつものことだけどアイドルとプロデューサーの関係ってこれでいいんだろうか・・・
「ハニィ〜、このコンサート終わったらハニーの泊まってるホテルいってもい〜い?」
美希が腕を引っ張りながら聞いてくる。
「んっ、ああ、会場の片付けがあるからすぐにはいけないけど・・・部屋で待ってるか?」
美希が笑顔で答えようとした時、隣で千早が代わりに答えた。
「いいえ、プロデューサーと一緒に片付けを手伝います、私の居場所は常にあなたの隣です・・・」
千早がドラマの中でしか言わないようなセリフを当たり前のように言った。
「・・・千早、気持ちはうれしいけど外では言っちゃだめだぞ」
「もちろんですよ、私の唇はあなたのものであり、私はあなたのために存在しています」
「・・・わかってないな」
千早は最近、独占欲?違うなその反対はなんだ?
・・・とにかく俺に縛られたい(別に変な意味じゃないぞ)
という願望が強くなってきている様だ
「だめよ2人とも今日は私とプロデューサーさんの結婚記念日なんですから、
ねっ、あなた♪」
・・・千早の反対で春香は俺を縛ろうとしているな
「俺はまだ独身だ、春香・・・」
「えっ!独占だ春香?やだなぁわかりましたよ♪そんなに言うなら・・・今日の夜・・・うふふっ♪」
「ちょっと待て!独身だ!独占じゃない誤解をするな!・・・雪歩そんな目で見るのはやめてくれ」
そんなやりとりを涙目で見ていた雪歩がいきなり振られたからかびっくりしてとびはねた
「えっ!?はい!いいですよっ私は、縛られても縛ってもそんなプロデューサーを愛してますぅ!
 あ、い、言っちゃいました〜、意味わかってもらえましたか?」
「・・・落ち着け雪歩、そのままの意味だろ」
「はっ!違いますよ私は!
 美希ちゃんみたいに変態じゃないし!春香みたいにS嬢じゃないし!千早ちゃんみたいにマゾじゃありません!
 プロデューサーが1番好きな普通の女の子ですぅ!」
「雪歩〜、なんで私だけ呼び捨てなのかな〜?
 それはそれとして、ふっ・・・普通の女の子で私に勝てると思ってるの?
 前回(もしも超能力がつかえたら)あなたたちに没個性、没個性言われたこの私に!」
春香、S嬢は訂正しないんだな
「ハニーは変態さんが好きなんだよね♪だからミキは変態さんでいいの!」
お前は訂正しろ・・・
「私はマゾじゃありません!縛られたいだけです!」
・・・・・・・千早それがマゾだ
「みんな落ち着くんだ」
俺が一声かけるとすぐ静かになった。
みんないい娘なんだよ、個性が強いだけさ!
「うん、さすがに緊張してないみたいだな!
 もうすぐ本番だけど準備はいいか?」
「はいっ!」
重なる4人の声
ケンカばかりしている風に見えるけど本当は信頼しあってるんだ。
じゃなきゃ、Aランクまでこれるもんか!
「よし、じゃあ頼むぞ!」 

……

コンサートも終わりに近づきラスト1曲
うん!今日も大成功に終わりそうだな
「じゃあ、最後のアンコール曲聞いてくださーい!」
春香が元気いっぱいの声で叫ぶ
「ラストソングはKosmos,Cosmos !」
この曲はもともと雪歩の歌だったけど今回はみんなで歌うことにしたんだ。 
ははっ、会場のみんなも驚いてるな

  Kosmos,Cosmos
  跳び出してゆく 無限と宇宙の彼方

最初は雪歩のパートで次に千早、春香、美希
さびはみんなでという感じで、す、す進んでぐ
・・・違うぞ!なんか地面がゆれたんだ
最初はファンたちのせいだと思ったんだ、でもこれは・・・
ドドドドドドドドドドーーー!!!
「地震だ!!」
地面が爆発したような衝撃
早くあいつらを守んなくちゃ!
急いで駆け寄ろうとするけど歩けない、立つのもやっとだ
それでも無理やり足を動かして少しずつ近づいていった。
「皆さん!落ち着いて動かないでください!」
こんな時でも落ち着いて指示をだす千早はたよりになるな
やっと地震も収まって(5秒ぐらいだったけど倍くらいに感じたな)
俺はみんなに指示を出した。
「大丈夫か?みんな?」
「は、はい」
千早は比較的大丈夫そうだけど、春香と雪歩は怖くて泣いてるし美希はボーっとしている。
まずいな、春香達の泣き声が会場に伝染し始めた。
千早のおかげで大きな怪我人はいなそうだけどみんな我先にと逃げ出そうとした。
・・・パニックになった群集は凶器と同じなんだ、うまく誘導しなくては!
「千早!マイク貸してくれ!」
「はい!」
マイクで落ち着かせようとしたがさっきの地震で何かが切れたのか声がうまく繋がらない
くそっ、さっきはつながってたのに!
マイクはあきらめて思いっきり息を吸った、そして・・・

「止まれーーーーーーーーーー!!!!!」

ドームが震えた。
人が出せる限界を超えた音量にみんなが止まっただけでなく一斉に静かになり
泣いていた春香達もピタッと泣き止んだ。
「皆さん!!次の地震が来るまでまだ時間があります!!ゆっくり避難してください!!」
指示が会場全体に伝わり皆焦ってはいるがゆっくり避難し始めた。
「よし!俺達も外にでるぞ!」
まだ立てなそうな雪歩をおぶって俺達も避難した。 

……

「ふぅ、まあここまでくれば大丈夫だろう」
「プ、プロデューサーぁ」
春香と美希が安心して俺に抱きついてくる。
「怖かったな・・・もう大丈夫だぞ」
「プロデューサー、これからどうすればいいんですか?」
「・・・歩いてすぐのところに俺の泊まっているホテルがある。そこで待機していてくれ」
「ハニーは?」
「俺はドームの中を見てくる、スタッフだけにまかせとけない」
「いやです!プロデューサーさんもきて下さい!」
懇願する春香の髪をゆっくり撫でながら答える。
「悪い・・、でも少ししたらすぐいくから待っててくれ」
「・・・ホントですか?」
「俺が嘘ついたことあるか?」
「・・・たまに」
「うっ、だ、大丈夫だ、信じてくれ」
「・・・わかりました、ホントにすぐ来てくださいね?」
「ああ」
安心させるためにっこり笑う
そして片手でおぶっている雪歩のほうに振り向いた
「雪歩、大丈夫か?今の話聞いてたか?」
「ぐすっ・・・はい」
「そうか、じゃあ・・・立てるか?」
「はい」
雪歩をおろして皆に言う
「じゃあ行って来る」
「気をつけてね、ハニー・・・」
「ああ、お前達もな」
そういって会場に向かうプロデューサーの背中が暗く遠くなるのを全員が感じていた。 

……

ホテルについた春香たちはプロデューサーに言われたとおり部屋で待機していた。
たまに余震がきて雪歩が怯えてはいたが最初ほどパニックにはならなかった。
「プロデューサー・・・遅いわね」
千早が4時間しても戻ってこないプロデューサーを案じて言った。
「うん・・・なにかあったのかな?」
春香が腕時計を見ながら言った。
すでに時刻は10時をまわっていたが皆プロデューサーが来るまで起きているつもりか
誰1人寝ていなかった。
「・・・ちょっと見に行ってくる!」
美希がもう待ちきれないと立ち上がる。
「わ、私もいきますぅ!」
雪歩も眠たそうにこくりこくりしていたが美希が迎えにいくというと
パッと飛び起きた。
「まって、美希!外はまだ危ないわ」
「でも・・・!」
千早が止めたがそんな千早も迎えにいきたそうだった。
「気持ちはわかるけど・・・今日はここにいましょう」
「でも、いま・・・何したらいいんでしょう・・・」
雪歩が食い下がる
「・・・プロデューサーさんなら何ていうかな?」
・・・きっとあの人はこういうだろう
春香達の頭の中でプロデューサーがいう

「「今日はもう疲れただろう、
 俺のことはいいから、明日に備えて今日は寝るんだ
 アイドルは体が資本だ!」」 

そういう人なんだあの人は、
どこまでも自己犠牲にする人、
自分のための人生なのに自分のためにつかわない人
「・・・プロデューサーなら寝ろっていうわね」
千早の言葉にみんなが頷く
「そうだね、プロデューサーさんのことだからその内戻ってくるよ!」
春香が自分に言い聞かせるように言う。
「じゃあ今日は・・・」
ブルルルル、ブルルルル
千早が寝ようと言いかけたところで
ポケットの中にあった携帯が震えた。
「・・・社長からだわ
 はい、如月です・・・
 はい・・・・・・・・・」
話途中でいきなり携帯を落としてふらっとよろめいた
「千早さん!?大丈夫!?」
美希があわてて駆け寄るが千早は自分の胸を押さえて大きく肩を揺らしていた。
雪歩が落とした携帯を拾い上げる。
「社長、雪歩です!どうしたんですか!
 えっ・・・・プロデューサーが・・・?」
どさっ、千早に続き雪歩までもが
いきなりベットに倒れこんだ。
「雪歩、大丈夫!?どうしたの?」
春香が急いで雪歩のそばに行くが雪歩は涙をぽろぽろこぼしながら首を振るばかりだ
雪歩をひとまず座らせると深呼吸して落ち着いてから電話をかわった。
「もしもし、春香です。
 はい・・・・・っ!!
 ・・・は、はいわかりました」
電話を切ったとたん春香はその場にへたりこんだ
「春香、どうしたの!?」
まだ話を聞いていない美希は春香に迫った。 
「プロデューサーさんが・・・
 プロデューサーさんが怪我して病院に運ばれたって・・・」
世界がゆがんだ 

……

小鳥さんに迎えに来てもらい病院まできた。
病院は混雑していたがその間を縫う様に走ってプロデューサー
の部屋まできた、そして覚悟して扉を引いた・・・
チューブが体全体を包んでいて、近くには心電図が・・・
という場面を覚悟していたが・・・これは
社長は苦笑いしてるし肝心のプロデューサーは・・・笑っていた。
頭に包帯を巻いてるが元気そうだ!!
「プロデューサー!!」
みんなが安心して彼にとび乗る。
「えっ?ぐぼぉ!!」
・・・文字通り4人に飛び乗られた彼は今にも死にそうだ。
「ちょ、ちょっと死ぬ!死んじゃうよ!」
社長があわてて止めるが安心しきった4人には聞こえてない。
「ええーん、プロデューサーぁもうだめかと、ひぐっ、思いました〜」
「うわーん、プロデューサーさん、プロデューサーさん!」
「プロデューサー・・・よかった・・・」
「ハニぃー、わーん!心配させてぇこの悪い男!!」
みんなが喚きながらプロデューサーから降りて抱きつく
「うっ、げほっ、げほっ
 話は・・・・本当みたいだな・・・」
社長は何度も頷く
「話?話って何?」
ひとまず落ち着いたみんなが聞く
「うむ、諸君落ち着いて聞いてくれ・・・
 事故の起きた3分前後の記憶がなくなってしまうのはよくあるらしいが、
 彼の場合自分がプロデューサーであることをすっかり忘れてしまったらしい」
ボーゼンと話を聞いている春香たちに急いで言葉を付け加える。
「む・・・だが怪我自体はたいしたことないらしい・・・
 明日には事務所に戻れるそうだ
 事務所にいけば彼のことだすぐに思い出すはずだ!
 いやぁ、よかった、よかった!ははははははは!!!」
「そ、そうですよね
 すぐ思い出しますよね!!あはは!」 
春香が安心したように笑う
「それで・・・私のことは覚えていますよね!プロデューサーさん!!」
「人のはなし聞いてた!?」
社長が叫んだ
「だから、記憶が・・・」
「ああ、知っているぞ、天海春香だろ」 
「ほらって、おおっ!!君!!なんで覚えているんだ!!」
「社長〜、当たり前じゃないですか〜
 私とプロデューサーさんの関係なんて既に
 プロデューサーという関係を超えているんですから〜、うふふ♪」
「だ、だが君!私が入ってきた時の第一声なんて
 「「ひいおじいちゃん?」」だったではないか!!」
「それは社長さんとプロデューサーの関係の深さを表しているんですよ〜
 ちなみにそのひいおじいちゃんはプロデューサーが生まれたときには
 すでに亡くなっていたらしいですぅ〜」
雪歩が懇親丁寧に教えてあげた。
「ぐあああああああああああ」
その場で泣き崩れた社長を放置して彼女たちは次々と質問した。
「プロデューサー私のことは覚えていますか?」
「ハニー私は!?」
「プロデューサー私は覚えていますよね?」
質問攻めにあったプロデューサーは苦笑いしながらこたえる
「ああ、萩原雪歩・星井美希・如月千早・・・だろ」
自分の名前を言うようにすらすらと言った
「やっぱり覚えててくれたんですね!プロデューサー!」
「それでこそミキのハニィー♪」
「さすがですね、プロデューサー」
「ん、なんかお前達のことはよく覚えているんだ
 それで・・・・」

 
俺は誰だ?



春香達は顔を見合わせた。 


……


「と、いうわけで諸君のことは覚えているが
 自分のことと・・・私のことを忘れてしまったらしい
 よって、今日は彼が記憶を取り戻す為事務所内を回る!
 今日は残念ながら菊地くん・やよいくん・律子君・水瀬君がいないが
 各自、自主トレなどしていつもの事務所の雰囲気をだす様に
 以上だ!それでは解散!!」
8人のアイドル達にそういって社長室に戻っていく自称社長
アイドル達が心配そうに俺に声をかけて解散していく。
ってお前達のことは覚えているから何にも問題はないんだけどな、
あれ、なんでこんなこと思ったんだ?
一人思いにふけっていると春香と美希がこっちにやってきた
「はーい、プロデューサーさん!今日事務所をガイドする天海春香と・・・」
「ミキなの!!」
「ん、ああよろしくな、2人とも!」
考えを打ち切って笑顔で答える
「じゃあ、まず昨日会ったけど千早ちゃんのとこにいきましょー!」
            ・
「♪〜〜♪」
「ん〜、いつ聞いてもいい声だな!」
「そ、そうですか、ありがとうございます」
「でも、この部分のときもう少し声を抑えられるか?
 そっちのほうが雰囲気でると思うんだが・・・」
「・・・そうですね、やってみます」
「うん」
・・・・・・・・・
「な、なんか・・・」
「いつものレッスンと変わらないの・・・」
春香と美希が笑いながらその様子をみている
「こうやって見るとプロデューサーさんの頭の中は私達でいっぱいみたいだね」
眺めてる内に千早が歌い終わりプロデューサーが拍手する
「うん!さすがだな、じゃあもう行くけどわかんない事があったらまた遠慮なく聞いてくれ」
「はい!ありがとうございました!」
「終わった?ハニー?」
「ああ、次いこうか」
「あっ、待ってくださいプロデューサー!」
出口に向かおうとしたところで千早に呼び止められた
「んっ?どうした、早速質問か?」
「は、はい、まあ質問といえば質問です
 あの・・・この指輪覚えていますか?」
そういって服のなかに隠してあった
ネックレスにしているプラチナの指輪を見せた。
「おおっ、もちろんだ!
 俺がランクアップのご褒美にあげた指輪だろ」
すると千早は残念そうに
「やっぱり・・・忘れていましたか・・・
 これはプロデューサーが愛している私にとくれた婚約指輪です」
「・・・え!!!まじか!!」
「はい、あと今歌っているPEARL-WHITE EVEは
 私とプロデューサーの歌なんです」
「そ、そうなのか・・・すまない、千早
 ちゃんと責任は果たすから」
「はい♪お願いします」
「ちょっとーーー!千早ちゃん!!何、記憶捏造してんの!!」
「えっ、違うのか!?」
「当たり前です!プロデューサーさんは既にこの私と婚約しているんですから!!」
「えっ!!」
うろたえるプロデューサーに美希が声をかける
「ハニー・・・もう次行こ・・・」
             ・
「きゃあ!!」
「大丈夫か、雪歩!」
そういって慌てて抱き起こす
「あ、ありがとうございますぅ〜」
雪歩が顔を赤くしながらお礼を言う
「ふむ、まあ無理はしないようにな、
 じゃあもう1回やってみようか」
「は、はいぃ!」
プロデューサーに見守られながらニコニコとうれしそうにステップを踏む雪歩
「なんか・・・これも」
「うん、いつものレッスンなの」
雪歩が1曲踊り終わってプロデューサーが声をかける
「まだ少し不安なところがあるが良くなった!!えらいぞ!雪歩」
そういって頭を撫でる
「えへへー、ありがとうございますぅ〜」
「じゃあ、そろそろ行くけど頑張れよ!!」
「えっ!もういちゃうんですか?」
本当に残念そうに言う雪歩
「ああ、悪いな他の子の様子も見ておきたいし・・・」
「そ、そうですよね・・・すいません、引き止めてしまって」
「あっ、じゃあいっしょにくるか?」
「えっ?いいんですか?」
「ああ、きたかったらな」
「はいぃ、行きます!絶対行きます!」
「わ、わかったから、じゃあ次行こうか春香?」
「はい!じゃあつぎは亜美・真美のところいきましょう!」 

……

「兄ちゃーん!一丁前に記憶喪失になんかなっちゃってー
 亜美たちがもとに戻してあげるよ!」
「おおっ!頼む!」
「はーい、じゃあ真美あれもってきてー」
「うんっ!あれだね亜美!わかったー」
そういってどこかに走っていく亜美
なんかものすごーくいやな予感がするんだが・・・
「・・・ハニー、勇気あるね・・・」
なんだ美希その哀れみの目は・・・
「亜美ー!これだよねー?」
「うん、それそれ!」
「・・・おい、それはなんだ?」
「なにって、兄ちゃんが記憶を無くした時のために
 作っておいた記憶砲だよー」
「ほおー、そいつぁ準備がいい
 だが俺にはものすごーくでかいハンマーにしか見えないんだが」
「兄ちゃん、全然痛くないからね〜我慢してね〜」
「痛くないなら我慢する必要が・・・ぐはぁ!!」
「あれ?兄ちゃーん!兄ちゃーん!!あらら、寝ちゃったみたいだね!」
「真美!真美!そんな事より今外に全裸でソーラン節踊ってる男の人がいるよ!!」
「なぬぅ!それは見逃すわけにはいかんなあ!亜美隊員!急いでビデオの準備を!」
「了解しました!真美隊長!突撃ー!」
それから話によると俺は3分ぐらい昏倒していたらしい
なんかまた1つ記憶が飛んだ気がするぞ・・・ 

……

「こんにちは、あずささん」
「あら〜、プロデューサーさんこんにちは〜」
いつもそうだがあずささんには癒されるな
独特の話し方から態度まで
「プロデューサーさん、記憶喪失なんですってね・・・大丈夫ですか」
「ええ、事務所内では不便なことはありません」
笑いながら言った俺をまじまじと見ながらあずささんが少し考えてから噛み締めるようにいった。
「プロデューサーさんは自分の名前は覚えていますか?」
「それが思い出せなくて・・・なあ俺の名前って何だ?」
昨日も聞いたんだが目をそらして教えてくれなかったんだ
「えっ!ええとプロデューサーさんはプロデューサーさんですよ!」
「春香・・・忘れたならそういってくれ・・・」
「ううっ、すみません・・・」
「雪歩、美希覚えているか?」
「ひゃう!す、すいません〜」
「ハニー・ダーリン・アイ・ラブ・ユーだっけ?」
「おい美希、そんな名前付けられていたら俺は今頃親を殺してるぞ・・・」
そんなやりとりを微笑みながらみていたあずささんが声をかけてきた
「ふふっ、プロデューサーさんの名前は・・・」
・・・俺は俺の名前を聞いた瞬間
すべてを思い出した気がした、ありえないが・・じゃなきゃなんで
なんで名前を聞いただけでこんな頭がさっぱりしたんだ?
俺がうろたえながらあずささんの顔を見る
「あら〜、やっぱりそうだったみたいですね〜」
「ど、どうして・・・」
「プロデューサーさん、思いだしたんですか!」
「あ、ああ、だがこれは・・・」
説明するのが難しい
なんで名前を聞いただけで全部思いだしたような気持ちなんだ・・・
「私、プロデューサーさんを見てるといつも思うんです。
 この人は自分の為に生きているのかなって」
「あっ!」
春香達が一斉に声をあげる。
そうなのか?自分ではあまりわからないんだけど・・・
あずささんは頷いて続ける
「そうなんです、私達は自分達の夢の為に頑張っているのに
 プロデューサーさんはそんな私のために自分を犠牲にしてまで頑張ってくれる。
 自分を私達に分け与えすぎて自分には名前しか残らないぐらい・・・」
春香たちはいつのまにか泣いていた。
ああ、泣くのをやめてくれ・・・悲しくなるだろう
「そういわれれば・・・そうかもしれません」
でも俺は孤独に思ったことは一度もない
なぜかって、それは・・・・
「でも俺は悲しくなんてありません」
「それは・・・何故でしょうか?」
「俺が分け与えて欠けた部分は皆の夢や存在がいっぱいにつまっているからです。
 だから皆泣くのをやめてくれ、皆は俺の1部だから・・・」
だから・・・俺も悲しい
「ううっ、プロデューサーさん・・・」
「春香お前は笑顔が一番似合う・・・笑ってくれ」
「はいっ・・!はいっ・・・!」
必死で涙を止めようとする春香が愛おしい
「プロデューサー、プロデューサー・・・」
「雪歩、お前は強くなった。こんなとこで泣くな・・」
「ひぐっ!・・・はいっ!」
微笑みかけくる雪歩が愛おしい
「ハニー・・・・!」
「美希は変わったな・・・前とは比べ物にならないくらい変わった」
「うんっ!笑うよミキ!ハニーの為に」
笑いかけてくる美希が愛おしい
「あずささん・・・ありがとうございます」
「いいんですよ、こちらこそありがとうございます」
涙をこらえて微笑むあずささんが愛おしい
「お礼は・・・あずさ、愛しているよっていったらいいですよ」
「えっ!!」
「あっ、私にも言ってください!」
「お願いしますぅ〜」
「ミキもーミキもー」
おい泣き止むのが早いな、もう少し感傷に浸る・・・
いや、やっぱりこうじゃなくちゃな俺達は
「私にもお願いします」
千早いつのまに・・・・
「おいおい、そんな恥ずかしい言葉言えるわけないだろう・・・」
「えー!!」
みんな非難がましくこっちを見てくるが
俺が言わなくてもわかってるんだろう
俺は皆で皆は俺なのだから。

「いやあ、よかった!よかった!君の記憶も元に戻り
 アイドル達との繋がりも再確認できた。
 今日は祭りだな!何でも好きなことを頼むがいい!!君っ!!
 あっははははははは!!」
「あのっ・・・・」
「なんだね!!遠慮せずなんでも言うがいいっ!!」


      「アンタ、誰だ?」



俺達の歩みは止まらない 






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