酔いの混乱(後編)

作:アメジスト

パーティした日からどうも亜美も真美も様子がおかしい。
なんだか見たことないほど元気なような、見たこともないくらい元気がないような
いや、パーティした日は全然おかしくない、朝の対応も普通だった・・・やっぱあの公園かな・・・
正直二人のテンションが全くわからない。
真ん中くらいの感じなのだが、可もあり不可もあり、といった感じだろうか・・・

この前のレッスンも・・・
亜美「レッスンありがと・・・!兄ちゃん」
P  「なんだか暗い言い方かと思ったら急に強めてるって変だぞ。次真美ー」
真美「・・・・・・・・・・・・」
P  「真美ー?どうしたー?朝の威勢はどこいったんだー?」
真美「・・・・・・・・・あ!兄ちゃん、ゴメ〜ン・・・・・・あ、真美の番だね!!」

・・・この前の再デビューに関する雑誌取材の仕事も・・・
記者「・・・それで、お二人同時に再デビューするというきっかけはあったんですか?」
亜美「・・・・・・・・・」
真美「・・・・・・・・・」
P  「おーい?亜美ー?真美ー?」
亜美「・・・・・・・・・・・・」
真美「・・・・・・・・・・・・」
P  「亜美!!!真美!!!」
亜美「わああ!・・・あ!ゴメン兄ちゃん・・・えっと、もう一回言ってもらってもいい?」
P  「すいません・・・もう一回お願いできます?どうもなんか考え事してたらしくて・・・」
記者「あ・・・いえ・・・それで、再デビューのキッカケはありましたか?」
真美「えっとねー!・・・」

目を離せば、上を向いてはボーーっとしてる。
けど、ハッって来た時は、その見たこともない元気さを出している。明らかに変だ。

そんな日で今日はオーディションになるのだが・・・本当に大丈夫なのか・・・???
―――開始―――
さて、3番が終わった所で少し間が空くかな・・・
Da審「おい・・・5番・・・あの双海亜美と真美のプロデューサーだよな?」
P  「あ・・・はい、なんでしょうか?」
Da審「なんか・・・集合の時も変じゃなかったか?
 ボーカル審査員がいきこみ言わせたら『合格・したーい!!!』って
なんか途中でいきなり元気になりだすわ・・・なんかあったのか?」
P  「さぁ・・・俺にもよくわかんないんです」
Da審「大丈夫なのかな・・・」
Vo審「そろそろ4番さんどうぞー」
Da審「お、じゃあ・・・まあなんとかやれよ」
P  「はい・・・」
―――寸前―――
二人「・・・・・・・・・」
P  「おい、そろそろだぞー!!!」
もはや力強く言わないと気づいてくれない
亜美「あ、はーい!」
P  「他に負けないって思って行けよー!」
真美「そーだね・・・そう思えば・・・・・・・・・・・・・」
ま・・・また黙りやがった・・・
P  「おいもう時間だぞ!早く行けー!そんな調子出すなよ!」
二人「あ、はーーい!!!」

亜美「・・・本当にどう思ってるんだろうね、兄ちゃん」
真美「うん・・・」 


―――本番―――
Vo審「次は・・・5番・・・あの双海亜美と真美の双子ですね・・・
ずいぶんと楽曲が大人らしい曲ですが大丈夫でしょうかね」
Da審「調子もかなり変だったしな。ちょっと今日はヤバめか?」
Vi 審「曲としてはあんまりピピッって来ないわね〜・・・大丈夫かしら?」
・・・審査員・・・みんなちょっと不安ありげだな・・・まあ俺もはっきりいって心配だけど・・・

亜美「・・・もうすぐだね、真美」
真美「そだね・・・あの時からずーっと考えてるけどさ・・・」
亜美「聞きたいよね・・・兄ちゃん、どっちなのか」
真美「うん・・・少しだけで終わりそうなことなのにね・・・」

曲が流れ始める・・・まあ、亜美と真美といろいろあって、
大失敗の選曲だった感じがする、『9:02pm』。ましてやいつも二人な亜美と真美だし・・・

亜美・真美(兄ちゃん・・・結局本当かどうかいってくれなかった。。。)

亜美「ぐーっないと・・・...ひとーりーきーりー・・・」
真美「めーくあぁっぷ...落としたー・・・」

Vo審「え・・・」
Vi 審「な・・・何・・・」

そのほんの少しだけでボーカル審査員とビジュアル審査員が口をぽかんと開けてる。
よくよく考えると自分も空けている。

Vo審「前から不足気味だったテクニックは相変わらずだけど・・・
声に乗ってるの・・・本当にあの子の声?
 ・・・曲そのもの全部出し切ってる感じ・・・あの子達、まだ二人とも・・・この年齢で・・・」
Vi 審「あの子達のことたまに見てたけど・・・
あんなに寂しそうな表情のつけかた始めてみるわよ・・・??
いや、他の子でもなかなか見ないわ・・・」

しばらくするとダンスの審査員まで、他の二人には及ばない感じもするがじっくり目を開いてる。

Da審「おいおい・・・コレが本当にガッツで表現しまくってた奴らのダンスかよ・・・
スゲー曲に合ってる」
・・・本当に亜美と真美の最近がわからない・・・けど、今いえることは・・・

すごい

そうとしかいいようがない。ここで俺はそっと、ほんの最近あった出来事で応援をかける・・・

亜美・真美(兄ちゃん・・・教えてほしいってば・・・あの時も何も言ってくれなかったじゃん・・・)

P  「・・・!?!?」
・・・そうすると前にもなくあっさり二人はバランスを崩した。
声が切れた、表情が崩れた。そして涙は流している。
審査員達は突然曲から引き離された感じになった・・・でも束の間だった。

Vo審「今の一瞬・・・プロデューサーさんが声掛けてましたよね?」
Da審「ああ・・・たいていの奴らはイカスところ見せるんだけど・・・
今日やっぱりあいつら変だな・・・」
Vi 審「よくわからないわね〜ちょっと今のキツかったかも・・・」

第一審査、結果は流行順ボーカル、ダンス、ビジュアルで3位、6位、4位・・・
ギリギリもいいところだった。
第二審査が始まる・・・あえて俺は、応援をかけずに、
指示だけをかけて、じっくり曲を聴いていた・・・
俺はこんな亜美も真美も見たことがない。けど・・・なんだ。
俺はこれまで歌が心に響く奴なら何人もプロデュースして何人も見てきた。
けどあの、元気ばっかりで、歌が事務所の中でも少し劣り気味な亜美と、真美が。
今俺の心に一番響いている。いつしかプロデュースした、悲劇を見続けていたあの子の歌よりも。
・・・結果は2位、3位、1位・・・妥当なレベルだと思ったはずが、
なにやら今日は、もはや安全圏オーディションに入っているくらいに圧倒的だ。
この前のオーディション・・・パーティの前の日は、こんな歌い方じゃ全くなかった。
この3万人に圧勝するなんて、一種の賭けで来たのに。どっちの日も
あの日は1点差で勝った。そして第二審査が終わった今。1位になっている。さっぱりわからない。

第三審査も危うく指示を忘れることさえあった。
周辺を見ていると、もはや会場内は亜美たちが支配しているようにみんながじっと見ている
当然といえばそうかもしれない。
雰囲気も、経験も、これまでの活躍を見ても、そんな大人びた感情など持つはずがない、
そんな亜美と真美が、今この歌を歌ってる。
テレビでも、誰も見たことのない、見たことがないはずのものが乗っているその歌と、踊りと、表現で。
最後の最後でふと思う。

俺とパーティしてからあいつらの様子はおかしい・・・けどおかしい状態で挑んで、
こんなことになっている
何か関係あるのか?俺と・・・この奇跡とも言える事態が 


そしてオーディションも終わりを告げる。
Vo審「合格者は・・・5番と2番の方です。おめでとうございます」

あっさり1位で通った。終了後、3人が来た・・・審査員が。

Vo審「今日は・・・あの子達どうしたんですか?
前審査した時もあんな姿見たこともなかったのですが・・・あそこまで心のこもる歌声も・・・」
Da審「ホントあいつら今日はスゲーよ!何があったんだよ?」
Vi 審「あーんなにピピッって来る暗〜い表現見たことないわよ!本当にどうしたの?」
P  「俺も・・・よくわからないんです」
亜美と真美がおかしくなった経歴だけを、俺は言ってみた
Vo審「なるほど・・・そうですか」
Da審「ウーン・・・あんまりわかんねーなー・・・」
Vi 審「んーっとね」
P  「は・・・はい?」
Vi 審「とりあえず私は、今すぐ彼女達の所に言ってあげるべきだとは思うわよ。
相談乗るのなんて、あなたしかいないでしょ」
Vo審「・・・まあそうでしょうね。それがいいとは思いますよ」
P  「はい・・・わかりました。」
(タタタ・・・)
Vo審「・・・あんなの実際に思ってないと歌えませんよね」
Vi 審「まぁそれの原因もあの人らしいしねー」

P  「あれ・・・あいつらどこだ!?えーっと・・・こっちか!?」
かなり長時間探して、やっと二人を見つけることが出来た
P  「亜美!真美!(えーっと・・・)とりあえずよくやった!」
二人「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
P  「おーい!!!???」
二人「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
P  「あーみー!まーみー!・・・全然反応しないな・・・」
スタッフ「あ、こちらにいましたか。早くしてくださいお二人とも!時間が少ないです!」
スタッフが二人の手を取って引っ張り出すとやっとやっとで二人の意識が戻っていた。
亜美「わぁ!は、はーい!!!」
真美「えっと・・・はーい!」
・・・そして、撮影に入る。生で撮るのだが・・・
撮影の時スタッフの人たちはもはや亜美真美双子真実公開の時並に驚いてた。

そして撮影も終わり、帰りにつく間。オーディションの前と比べて、
二人はなお黙る時間と元気さが大きくなっていた。

社長「合格おめでとう!・・・」
善永「おめでとうございます!お二人とも!」
社長がいつもの報告を終えると
社長「あ、二人は帰ってもいいから、あとで私の部屋に来てくれるかな?」
P  「あ・・・はい」

社長「テレビ・・・見てたんだがな・・・私も君には及ばないが、
彼女達のことも少しはわかってるつもりなのだが・・・本当に二人はどうしたんだ?」
P  「全然・・・わからないんです。ただ、この前のオーディションに合格して、
パーティやるとか言い出して、それからなんだか・・・」
社長「で、酔っぱらって、なんだかパーティーの時のことをふりつつ顔赤らめてったと?」
P  「その日以来、いや、日を増すごとに二人とも見たこともない元気さと、
反応しないときが多くなって・・・」
社長「たしかにたまにみたことはあるが・・・
それでオーディションが終わるとさらに激しくなって、TVが終わったらさらに激しくなったと」
P  「そうです」
社長「・・・歌うたびになるのなら、何か関係あるとは思う。・・・あとは、私には言えないな・・・」
P  「はあ・・・」 


そして俺は経路につく。今までのことをゆっくり、ごちゃごちゃしてる頭の中を整理する。
オーディションの前はなんともなかった、受かってもなんともなかった、俺が飲む前もなんともなかった
散歩に行った時もなんともなかった、・・・散歩の途中に何があったか・・・

亜美『昨日のことも・・・』(バッ
真美『・・・いや、なんでもないよ、兄ちゃん』

・・・あの時そういえばそういっていた。昨日・・・俺は何かしたのか。
ゲームであそぶのなら携帯でよくやってやるけど・・・
やっぱりあの空白の時空の間に・・・俺は何かしたのか。
・・・あ、そういえば、あんなことも言ってた

P  『亜美、真美・・・俺酒飲んだあと何してた?』
亜美『あれ?兄ちゃん覚えてないの?なんだか兄ちゃん、急に元気になり始めちゃってさ』
真美『真美たちがビンゴ大会ーって言ったらすごい乗り気だったよねー』
亜美『でー、あのあと亜美たちとお風呂はいってー』
P  『ちょ、ちょっとまったぁー!!へ・・・風呂???』
真美『うん、『兄ちゃんお風呂はいろー』って言ったらさ、
目座らせながら『よーしいいぞ!』とか言い出してたりしてさ!』
亜美『うん、兄ちゃんのハダカ、みちゃったね。』
真美『うん、入ったらいやらしー発言してたよねー』
P  『は・・・・・・・・・・・・あのさ、もう少し詳しく話してくれないか?』
亜美『うん、でさー。亜美たちが『亜美たちの”ピー”を”ピー”て』っていってさ』
真美『そしたら兄ちゃん本気そうな目になっちゃってたりしてさー!
 兄ちゃんよっぱらせると大胆だね♪他にもあれはすごい・・・その・・・うれしかったよね、亜美』

・・・うれしかった?風呂場の中で・・・俺は・・・

・・・考えつくしていると、既に俺の寝る場所まで俺は到着していた。

しょうがない・・・明日・・・どうにか話すか。
・・・・・・・・・・
2時間ほどかけてスケジュールや申請書の作成も終了した。さて、そろそろ・・・ん?

亜美たち意外からはほとんど送られてこない携帯が鳴る。
そして相手は珍しく亜美でも真美でもない。二人のお母さんだ。
様子がおかしいからか・・・電話してこないのも無理しないかもしれない。
特に今日はあの状態でのTV出演の日だったから・・・
そして俺はボタンを押して携帯を取る。

P  「はい、もしもし」
母  「あの、すいません…亜美たちから何も聞いてないのですが、
今日は泊り込みの仕事でもあるのですか?」
・・・へ?
P  「あの…もしかして、二人ともまだ帰ってないんですか!?!?!?」
母  「はい…あの…もしかして…」
あ・・・あ・・あ・・そ・・・そんな・・・
P  「亜美!真美!」
母  「あの?プロデューサーさん!?あの!?・・・パパー・・・返事こなくなっちゃったわよ・・・」

様子がおかしいとしか見てなかったけど、まさか、こんなことになるなんて、
二人はいつも元気大爆発でいて、俺がものすごく巻き込まれまくって疲れちゃって。
けど、近くにいるだけで、元気を分けてくれる。もう、無限なくらいに。
そんな亜美と真美が・・・家に帰ってない!?
俺はもう携帯を切るのを忘れたまま急いで飛び出していた

P  (二人の帰路はたしか事務所から・・・!!!)

もう今は真夜中もいいところの夜中の1時。
それでも、二人は帰っていない・・・すぐに車を出して事務所に行く
P  「亜美ー!!真美ー!!!」
近所迷惑で下手したら捕まってしまいそうなくらいに声を出している。けど、今は二人の方が先決だ!
事務所について車から降りる
P  「おーーーい!!!亜美ーー!真美ーー!」
 ただ俺は走って、叫び続ける。
まさか・・・二人はかなり有名だし・・・さらわれるなんてこと・・・いや!ない!絶対ない!
 たとえあってもあの二人が蹴飛ばしたりして蹴散らす!
 ・・・そう思わないと、いや、最悪の形を考えてしまうともう叫ぶことも走ることもできない状態だった。
亜美『あ、ちゃんと覚えててくれた。兄ちゃんボーナス亜美真美ジャンル2.0倍!』
真美『亜美真美オーディションの合格も確実だね!』
突然このことが脳裏によぎって、気がつくと俺は、あの公園に俺は走っていた・・・ 


P  「おーい・・亜・・・あ!」
公園を見ると、二人がブランコの手すりに座って・・・またあの状態になっていた・・・
P  「亜美ぃ!真美ぃ!!」
・・・亜美か真美どっちかでも反応しようがしまいが、俺はすぐにその場に行き・・・
気がつくと二人とも抱えてた。
亜美「・・・え?兄ちゃん?」
P  「なんでこの時間にこんな場所にいるんだよ!」
真美「わ・・・怒鳴らないでよ兄ちゃん・・・」
P  「そんな問題か!・・・帰ってないって聞いたときは心配したんだぞ!
・・・いや、そんなもんじゃない!もう、目の前が真っ暗になった!!」
亜美「ご・・・ごめんなさーい・・・えぐ・・・」
P  「俺がお前らの本当の兄ちゃんになってるんなら二人とも本当の妹だろ!?
 あの時ここで会ってからずっと今まで面倒見続けてきて・・・
こんなにも元気で、かわいくて、大好きなお前らがさ・・・」
真美「え・・・兄ちゃん?」
P  「最近も様子が変だったからもうかなり不安だったし、
ましてや・・・誘拐なんてされてたなんて思ったら・・・」
・・・気がついたら俺の目にはもう涙でいっぱいだった。
溜まってた何かが思いっきりあふれた感じで・・・
亜美「泣かないでよ兄ちゃん・・・今言ってくれたこと、本当?」
・・・ほんのついさっきまで泣き顔だった亜美と真美に・・・笑顔が、あった。
真美「ねぇ!全部絶対百パーほんと???」
P  「なんで、お前らに嘘つくんだよ!!」
次の瞬間、二人の笑顔がもはや見たことのない、最高をも超えてる笑顔になって、
二人が俺に向かって抱きつきながら向かい合う
亜美「やったね真美ー!本当だったね!」
真美「うん!真美たちの・・・勝ちだったね!」
P  「・・・は???勝ち???」
俺はゆっくりと二人を離す
真美「あ、そういう勝ち負けじゃなくてさ。良いほうだったーってこと。」
P  「良いほう・・・?」
亜美「兄ちゃんさ・・・あのパーティのお風呂はいってる時さ・・・
亜美たちのことすきっていってくれてたけど」
真美「兄ちゃん全然覚えてなかったみたいだったから・・・
もし酔っぱらっちゃってて言っただけだったらー・・・って思って・・・」
次の瞬間様々なピースがはまってた。
P  「・・・まさか、たまに上の空になってたのも、
似合わないって言われてる9:02pmであんな歌い方してたのも・・・」
亜美「・・・亜美たちどう歌ってたか覚えてないけど・・・ずーっと兄ちゃんのこと考えてて・・・」
真美「うん・・・ずーっと考えてたよね。好きーって言われたことも、嘘かどうかも」
次の瞬間二人を一気に抱いてしまっいた。二人とも日が増す度に、
元気さと上の空になってる時間が長くなってたんだから・・・
P  「だったらいつでも聞けよ・・・いつだってなんだっていくらでも言ってやるよ・・・
日に増して考えててくれたなんてな・・・」
亜美「ふがが〜、にーふぁんくるひー!」
真美「いひひにふいよー!はなひへー!」
真夜中の、誰もいないココの公園には・・・3つの笑顔があった・・・

P  「さ・・・帰りどうするんだ?もう電車も走ってないぞ?」
亜美「えー!1時!?メチャヤバ〜!!」
P  「・・・どうするかー・・・一応事務所近くに俺の車あるけど」
真美「だったら今度は兄ちゃんの家に行く番だね!」
P  「えぇ!・・・まあ、今日まで見たいなことになんないんなら、大歓迎だ!
・・・もちろん許可とっておけよ?」
亜美「わかってるってー!・・・でも兄ちゃんが言っといて」
P  「へ?」
亜美「ママがすごい怒ってきそうだから・・・」
P  「よし、じゃあ聞いてみるな(ピッピッ)あのーもしもし!二人見つかりましたよ!
 ・・・でも、いろいろ交通とかの事情もありますので、
今日は違う場所に泊まらせることになりそうなのですが・・・
 あ、いいですか?わかりました(ピッ)オーケーだ!」
真美「やったー!いこいこ兄ちゃん!」
P  「よし、車まで少し歩くけど、いいな!」
亜美「兄ちゃーん?」
P  「ん?なんだ?」
亜美「車まで、手つないでいこ♪」
真美「真美も真美もー!」
P  「よしいいぞー!はは」

ずっとずっと、その子は一人の人のことを考えていた。

けど答えは言ってくれない。

聞きたかったその答え。

偽りかもしれなくても幸せか自分でわからなかった。

ただ酔って言っただけで自分はひとりきりかもしれない・・・

そう思っていた今の彼女達は、成長期。

心も成長している。

今日、知らなかったこの感情が、溢れている・・・



End 






―――数日後―――
P  「よーし!今日の活動は終わりだ!亜美!真美!」
二人「おつかれー♪」
社長「前にも増して仲がいいよなきみたちは」
P  「あ、社長・・・・・・なんですかそのダンボール箱」
社長「いや、なんだかプレゼントが大量に送られてたみたいでな・・・」
亜美「えー!これぜーんぶ亜美たちに送られてきたやつ!?」
真美「すごーい!みせてみせてー!!」
社長「ホラ。この箱が衣装で、この箱がファンレターらしいぞ」
P  「ファ、ファンレター???ダ、ダンボール一箱にですか???」
社長「ウム。私も少し見たんだがすごい量だったぞ」
善永「お疲れ様です皆さん。
この前のTV出演はもう業界の中でかなり大評判だったらしいんですよ。
 どこかでは『大人な子供の子供!』とかっていうタイトルつけてましたね」
P  「意外と適当だなそれ」
亜美「真美ー!たくさんファンのみんなの手紙、入ってるよー!どれどれー?
『この前の亜美ちゃんと真美ちゃんは、最初曲聞いたときはびっくりしたけど、
聞いてたらものすごいすいよせられました!!』
『おい亜美!真美!お前らはあんなに元気出しておきながらあんな歌が歌えるなんて神か!』
『この前ちょっと亜美真美っぽくなかったな・・・元気に行ってよ!』
『亜美さん真美さんどうもです。この前のテレビ、非常に感動しました。
お二人でもああ感じる時があるんですね。ウチの子もこんな子だといいなあ』
うー読みきれないよー!真美ーそっちはー?」
真美「うわー!なんか『あだるちっく』な服がいっぱいあるねー!
うわー!これなんかチョーいやらしいよ亜美!」
亜美「うー!ここじゃ見きれないや!じゃ!兄ちゃん持って帰るねこれー!」
P  「もちろんいいぞ!今日はもう解散な!」
真美「じゃあ兄ちゃん、後でメールするよー、ばいばーい」
P  「ってまて真美ー!衣装持って帰るな!俺にも確認させてくれ!あ、ちょっと!おーい!!」

やっぱり暴走している二人です 



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