撮影会

作:書き逃げP

撮影会、伊織の場合

唐突だが俺はプロデューサー業なんてものをしている
いきなり声をかけられ、なし崩し的に始まったプロデュース業だが今では中堅の称号もつき
そこそこの成果を出せるまでにはなっていた。
そして今は伊織をプロデュースし、TV撮影の真っ最中というわけだ。

しかし撮影が始まってしばらく経つと、どうも照明の照らし方がおかしい。
ふと、俺が上を見上げると固定のやり方が悪かったのか大きな照明機材が
ユラユラと揺れている・・・!
俺は撮影を中断し、伊織を避難させようとした、その時
とうとう自重に耐え切れなくなった照明が真下の伊織に向かって落下してきたのだ!

「危ない!伊織ーっ!」
「え・・・?」

俺の声に反応し上を見上げた瞬間、その目が大きく見開かれる。
このタイミングでは逃げられない!
この場にいた全ての人間が惨劇を覚悟した、その時
どこからともなく声が響き渡る。

「マ・セシルド!!」

すると伊織の上に巨大な光の盾が出現する!

(ガシャァァァン!!)

照明は盾に弾かれ別な場所に落下する。
呆然とする俺たちをよそに、一人の女性が伊織のそばに駆け寄る。

「大丈夫だった?」
「うん、ありがとう、助かったわ恵♪」

・・・伊織、君はいつのまに魔物の子供になってしまったんだい・・・?


撮影会、真美の場合

突然だが俺は(略

「危ない!真美ー!」
「え・・・?」

俺の声に反応して上を見上げた瞬間、その目が大きく見開かれる
このタイミングでは逃げられない!
この場にいた全ての人間が惨劇を覚悟した、そして・・・

(ガシャァァァン!!)

無慈悲にも真美の上に照明器具が落下したのだった・・・!
全身から力が抜けていく・・・俺はがっくりと膝をついた・・・。

「そ・・・そんな・・・。真美!真美ーっ!!」
「ん?どったの?兄ちゃん?」
「・・・え・・・?」

なんと俺のすぐ横に真美が立っていたのだ

「真美・・・?え・・・?どうして・・・?」

俺は完全に混乱していた。あのタイミングでは逃げようが無かったのに・・・。

「えっとねー、真美ね、物がぶつかりそうになると
 テレポーテーション出来るようになっちゃうんだ☆
 真美、実はエスパーだったんだよっ♪」
「あ、あはは(汗」

・・・今度ビーズを発射できるハート形のブローチ買ってやらんとな。 



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